登場人物紹介
□エルゼリンデ・ヴァン・イゼリア(15)
主人公。兄ミルファークの代わりに遠征に参加することになった貧乏子爵家の令嬢。
楽天家で世間知らずだが、結構負けず嫌い。色々と鈍かったりもする。
最近は苦労が続いてへこみがち。
■アスタール・クロイツファルト・ヴァン・ドストニエル(27)
ライツェンヴァルト王国国王の弟にして黒翼騎士団団長。
迷子になったエルゼリンデの道案内をした人。
武勇に優れる一方、軍隊の改革にも意欲的に取り組んでいる。
□ザイオン・ヴァン・ホープレスク(16)
立身出世を志して遠征に参加した男爵家の嫡男。
社交的で面倒見がいいため、何かとエルゼリンデの世話を焼く。
ちょっと口が悪くて無神経で、意外と事情通。
■スヴァルト・エレンカーク(24)
第三騎士団の分隊長を務める、眼光鋭い歴戦の騎士。
自分にも他人にも厳しく、口はザイオン以上に悪い。
□イーヴォレアリス・ヴァン・レオホルト(23)
エレンカークと同じく第三騎士団分隊長で、エルゼリンデ直属の上官。
名門伯爵家出身であり男爵家の若き当主。何かとエルゼリンデを気にかけている。
■セルリアン・ヴァン・イーゼリング(17)
エルゼリンデと同じ分隊にいる小柄な少年。子爵家の三男坊。
少女のような顔立ちだが、腹黒そうな印象も。エルゼリンデに対して含意があるようだ。
□ルスティアーナ・ヴァン・ヴィーラス(20)
侯爵家の令嬢でありながら緑翼騎士団団長を務める美貌の女将軍。
アスタール殿下のお妃候補でもある。
■ナスカ・アルヴェーゼン(21)
エルゼリンデの供をする従騎士。常に無表情で冷淡な態度を取る。
貴族に隔意を持っているようにも見受けられる。
□ギルベルト・シュトフ(21)
レークト城でエルゼリンデの同室となった黒翼騎士団の騎士。
陽気な女好き。エレンカーク曰く「不良騎士」とのこと。
■アルツール・ヴァン・カルステンス(20)
レークト城でエルゼリンデの同室となった黒翼騎士団の騎士。
沈着冷静な印象で、学者志望だったためか博識。地図を見るのとシュトフの揚げ足を取るのが趣味。
□マウリッツ・ヴァン・ローゼンヴェルト(27)
アスタール殿下の幼馴染で腹心の一人。温厚な性格だが戦いになると別人になるという噂も。
エルゼリンデに対してはなぜか丁寧かつ親切。
■アルフレッド・ヴァン・ローデン(15)
名門ローデン伯爵家の跡取り息子。
一見沈着冷静だがその実かなりの負けず嫌い。一応エルゼリンデのことは友人だと思っているようだ。
□ハンス・ウィルヘルム・ヴァン・ブライテンバッハ(21)
アルフレッドのお目付け役。第二騎士団の師団長で詩作が趣味。
騎士とは思えないほど温厚な顔つきだが、アスタールの恩師、ミクラウス将軍の孫でもある。
■ウォルフガング・ヴァン・ファルク(19)
アスタール付きの親衛隊員。品行方正とは言いがたい。
一時エルゼリンデのお目付け役をしていた。父親と折り合いが悪くてひねくれたとはカルステンスの談。
□イェルク・ヴァン・ベルトラム(16)
ローゼンヴェルトに仕える従者の少年。
可愛い外見に反して性格は結構きつい。ローゼンヴェルトとは親戚関係にある。
□ミルファーク・ヴァン・イゼリア(16)
エルゼリンデの兄。エルー曰く「病気になるのが趣味」とのこと。
現在は妹になりすまして生活中。
□マヌエス・ヴァン・イゼリア(40)
エルゼリンデの父。子爵家の当主で王立古文書館に勤める。
妻に先立たれてからは男手一つで二人の子供を育て上げる。